2011年12月27日火曜日

希望とその実現(ルカ2:15-21)

「八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である」(ルカ2:21)
聖書文化では、新生児の命名はその子の将来に対する期待を表わす。どういう性格を持ち、どういう業績を上げて、どういう道を歩んで欲しいか。そしてどのような世の中で生きて欲しいか。「主は我々を救う」を意味をする「イエス」という名前は、当時の『赤ちゃんの名前ランキング』のトップファイブに入るぐらい大人気だった。それほど神の民が救いを待ち望んでいたのである。ところがある日、その救いが実際に現われた。最初、ナザレのイエスが神からの救い主だと分かったのは、母マリアとヨセフと羊飼いたちだけだった。しかし、やがてそれが全世界に知られるようになっていく。

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