2013年5月29日水曜日

カーナビと聖霊(ヨハネ14:21-29)

夕の礼拝 聖霊降臨日 2013年5月19日

今朝、使徒言行録の話があった。聖霊降臨の出来事。聖霊降臨日(ヘ゜ンテコステ)とは?家に集まっていた弟子たちの上に「聖霊」が降り、全員その聖霊に満たされた、と。

先ほど、ヨハネの福音書では、聖霊を送ることを予告するイエス。

聖書とは何?「霊」(フ゜ニューマ、ルアハ)=息、息吹、風。神の息が吹き込められること(=ちょっと口移しの人工呼吸に聞こえる!)

「イキ」=「息」、「生き」、「意気揚々」の「意気」=生命体の命ではなくて、豊かな命、イキイキとした命。つまり、聖書が言う「永遠の命」をもたらのが聖霊。

このような息が吹き込められた弟子たちは180度変わった。変えられた。脆弱で、引っ込み思案で、方向性のない集まりから、出かけて大胆にイエスの良い知らせを宣べ伝えるように変わったのである。

しかも、一時的なことではなくてずっとその後も、神の聖なる霊が内にあって、力と知恵を貸してくれることを体験する。神と共に働いてくださっている、という親近感があった。

聖霊は、ある意味でナビに似ていると思う。カーナビ・携帯ナビに目的地を入れると道を案内してくれる。間違って道からそれたら、戻るように案内してくれる。

わたしたちの目的地は天国、神のもと。顔と顔を合わせて神に会えるところ。そこまで辿り着く道を聖霊が案内してくれる。祈りの中とか、聖書を通して、また直感を通して。

でも車とかと違って、目的地ばかりが大切ではない。それに向かって進みながらやることはたくさんある。進みながら成長していく。人に仕えていく。イエスに似てくる:
「霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」(ガラテヤ5:22-23)

そうなるには、イエスの掟・教えてことを守る。「わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る」(ヨハネ14:21)。

聖霊はその守り方を教えてくれる。「弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる」(ヨハネ14:26)。

わたしたちはそれに協力するだけ。こうやって神は、わたしたち一人一人の周りにその国・その理想を実現していく。

難しいこと!でも例えには限界がある。聖霊はカーナビだけではなくて、力でもある。聖霊の助けを得て、周りの人たちに恵みをもたらす。自分にしか与えられていないあなたを通して、神は祝福をもたらす。

新しい教皇は言った:「心を聖霊に開き、神によって清められ照らされなければ、形だけのクリスチャンになってしまう」

聖霊に心を大きく開きましょう。

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