2012年4月10日火曜日

教会も初心に立ち帰るべき

2012年4月8日復活日 下町ニュース 聖職者リレーエッセイ

先週、病院の新入職員と一緒に清里に行って来た。約200人の若き方々に囲まれて、いつも「まだそんなに年いってない」と自分に言い聞かせていた小職はやはり違うことに気づかされる。

新人さんは「聖路加国際病院で働くために大切にしたいこと」をテーマについて話し合い、発表するというグループワークを課せられた。

発表会はなかなか面白い。16組が「大切にしたいこと」をさまざまなイメージでまとめた:木、体、電車、自転車、ビルヂング、スカイツリー、山登り、地球、クマさん。カレーライスもあった。なんと、3つ重ね合う「愛の丸」といういかにも三位一体的なイメージもあった。

内容はだいたい同じ。一人一人の患者さんに喜んでもらえるために何が必要か。それは、病院の理念にある「キリスト教の愛の精神」を土台に、人への思いやりや優しさ、チームワーク、コミュニケーション、絶えざる向上心など。

教会も時々初心の気持ちに立ち帰って、福音の喜びを一人一人周りの人に知ってもらえるために何が必要か、考えるべきだと思った。病に患っている人への医療と神の憐れみと愛を知らないで寂しく頑張っている人への福音宣教は、結局のところでは似たものだと思った。

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