2012年4月3日火曜日

奇想天外な朝

「婦人たちは墓を出て逃げ去った。震え上がり、正気を失っていた。そして、だれにも何も言わなかった。恐ろしかったからである。」(マルコ16:8)

キリストの復活は、喜び以前に驚きと恐怖をもたらす出来事だった。単に、ある人が死者の中から生き返らせられた話だと思ってはならない。また、ある大惨事がどうにか帳消しされて、物事が「元通り」に取り戻された話でもない。違う。キリストの復活は新しい創造のわざである。天地を造られた神の強大な力に満ち溢れる出来事である。全く新しい類の命の初穂として、「元通り」ではなくて「やがて」のことを現しているのである。キリストの復活にあって、切ないドラマであるこの世に幕が下りてからやがて生れて来る、自由と平和の世界を垣間見ることができるのである。

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