2012年3月30日金曜日

説教プレビュー:残念ながら、悪役だよ

「群集:『十字架につけろ。』」(マルコ15:13)

毎年、この「復活前主日」礼拝の中で、上記のひどい冒涜の言葉を口にさせられる。最も美しくて最も清い神のみ子の死をしつこく求めるのがわたしたちの役。イエスの受難には、人間の苦しみや迷いのどん底まで憐れみのみ手が差し伸べられているという意味も含まれている。しかし、わたしたちも――み心を否定したり、自己本位的な生活をしたり、人の命、己の命に傷つけたりして――わたしたち自身がその受難に加担しているのだ、という意味も含まれている。命の主であるキリストの苦悩をさらに大きくしている自分を見詰めるのは、この「聖週」の課題の一つでしょう。

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