病院で、隔週木曜の聖書勉強会では、この3年をかけてやっと明日聖ルカによる福音書を終わる。はず。小職が最年少者となる男女8~10人のメンバーで、よく脱線したり、亡父の話や体の不調の話をしたり、ある方はヘブライ語の豆知識を持ち出したり、ある方は「話はさっぱり分からない!」とつっくんだり、いつも楽しく進めているので、終わらない可能性もなくはない。
でも良い旅だったと思う。そして最後に改めて気づいたのは、「喜び」のキーワードである。
「彼らは...大喜びでエルサレムに帰った」(ルカ24:52)。ルカの福音書は喜びで始まり(1:14, 44, 58)、喜びで終わる。天使がマリアに言った:「わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる」(2:10)。
天から遣わされた「神のみ子」(1:35)「救い主、主メシア」(2:11)が世に来られたのは、最終的にすべての人々に喜びをもたらすためであった。悪や罪に苦しんでいるこの世の悲劇を喜劇に変えるためであった。
どんな苦難、どんな悪魔の策略でも打ち消すことができないこの喜びは、今度イエスに結ばれている人たちのコミュニティの中でどんどん広がっていく(使徒言行録2:28, 8:8, 13:52, 14:17, 16:34)。
この喜びを常にもたらしてくださるのは、イエスの代行である聖霊なのである:「弟子たちは喜びと聖霊に満たされていた」(使徒言行録13:52)
皆さんも、聖霊降臨日で改めてこの喜びに満たされますように祈っている。
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